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卒業生の活躍2
理学療法学科
木下 栞(2020年3月卒業)
勤務先:JCHO星ヶ丘医療センター
私は現在、総合病院の回復期病棟で働いています。回復期病棟は術後や、脳卒中発症後の状態が落ち着いた患者様がリハビリを積極的に行う病棟です。機能回復を目指したリハビリを行うだけでなく、退院後の生活を見据えて、医師や看護師、医療ソーシャルワーカーと連携し、退院後も安全に生活できるサービスや、環境の調整を行っています。
Q.仕事のやりがいを教えてください。
入院当初の患者様の中には、「迷惑をかけてしまって申し訳ない」と思われている方も多く、言葉数が少なかったり、笑顔が見られないことがあります。ですが、身体機能が回復しできることが増え、患者様から「〇〇がしたい」という前向きな発言や、笑顔が多く見られるようになると、やりがいを感じます。
言語聴覚学科
青砥 紗羅(2012年3月卒業)
勤務先:医療法人社団 哺育会 杉並リハビリテーション病院
脳卒中後に、コミュニケーションや飲み込みなどに障害がみられた方に対し、リハビリを行っています。言語聴覚士の仕事は多岐に渡り、対象の年齢も様々です。当院では、飲み込みに必要な筋力訓練やコミュニケーションに必要な理解力・表出力の改善のための練習を行っています。入院中のリハビリはもちろんのこと、退院後のご自宅での生活を想定し、ご家族にコミュニケーション方法の指導や食事の際の注意点などをお伝えすることもあります。退院後のフォローとして通院やご自宅に訪問し、リハビリを行うこともあります。
Q.仕事のやりがいや大切にしていることは何ですか?
救急病院を退院し、回復段階に携わるリハビリ病院のため、回復段階が分かりやすく、自身のリハビリ評価、プログラムの立案で患者様の状態が変化していくことに喜びややりがいを感じます。その分自身の経験不足や知識不足も日々痛感することが多いため、勉強会や学会などにも積極的に参加をするようにしています。また、病院業務の中で人とのコミュニケーションが大事になるため多職種との関わりも大事にしています。
義肢装具自立支援学科
桑原 貴也(2018年3月卒業)
勤務先:株式会社金沢義肢製作所
私は義肢装具士として石川県内の病院を回り、義肢・装具の評価から採型・製作・適合までを行っています。医師や理学療法士など他の医療従事者とともに治療上どんな義肢・装具が必要なのかを検討し、提供しています。患者様の生活を支えることができるこの仕事に、日々やりがいを感じています。
Q.仕事で大切にしていることは何ですか?
義肢装具士の仕事は単純に義肢・装具を作るだけでなく、患者様の治療、生活のためにはどんなものが必要なのかを考えて評価し、義肢・装具の機能やデザインを決める仕事でもあります。そのため、医師や理学療法士などの他の医療職との連携が不可欠であり、義肢装具士のみで仕事をすることはとても困難であることから、日々の仕事で他の医療職の方たちとの連携を重要視し、患者様だけでなく他の医療スタッフがどのようなものを求めているのかを考えることを大切にしています。患者様の要望に応えられることはもちろんですが、自分が治療の一部に関わり、医療サイドの期待に応えられることにやりがいを感じています。
視機能科学科
波多野 太一(2018年3月卒業)
勤務先:千葉大学医学部附属病院
私は視能訓練士として、視力検査や眼圧検査のような眼科一般検査をはじめ、斜視や弱視のような子どもの眼の病気を矯正・訓練したり、低視力(ロービジョン)の方へのリハビリを行っています。また、3歳児健診や成人健診で視覚検査を行うこともあり、あらゆる世代の方々の眼の健康管理を行っています。
Q.仕事のやりがいは何ですか?
患者様の視覚を改善できた時に、この仕事のやりがいを感じます。例えば、眼鏡の処方をする際のレンズ度数の調整において、患者様の満足のいく調整ができ、感謝の言葉をかけられた時は、とても嬉しく思います。今後も質の高い検査や訓練を行える視能訓練士を目指し努力していきたいです。
診療放射線学科
山本 舞(2022年3月卒業)
勤務先:一般財団法人 新潟県けんこう財団 新潟健診プラザ
私は現在、新潟健診プラザで診療放射線技師として勤めています。胸部X線、胃部X線、CT、マンモグラフィ検査に携わり、病気の早期発見に繋がる画像を撮影しています。健康な人の体の中にも病気が見つかることがあるため、検査でそれを見逃さず、早期治療ができるよう努めています。
Q.仕事のやりがいを教えてください
人間ドックや健康診断は毎日多くの方が受診されます。受診者様が安心して検査を受けられるような声かけを常に意識し、「病気を見逃さない」という気持ちで臨んでいます。検査後に「検査をしてくれてありがとう。」と言われた時には、仕事のやりがいを感じます。
健康スポーツ学科
小路 悠加(2020年3月卒業)
勤務先:WAFA鍼灸整骨院
現在、スポーツ選手から一般の方まで幅広い方を対象に治療を行っています。スポーツ選手へは、外傷に対して徒手療法や電気治療、競技復帰するまでのリハビリを行っています。一般の方へは、痛みの原因を追求し、その中でも筋力低下や姿勢が原因の方に対して、リハビリを通して根本的な改善を目指しています。
Q.今後の目標や夢、現在の仕事を通して実現したいことなどについて教えてください。
私は大学在学中に慢性的な怪我や痛み、肩こり腰痛などには必ず身体の硬さや筋力低下など、痛みのある部分だけの問題ではないため、しっかり根本的な原因を解決しなければ繰り返し再発するということに気づきました。なので、今の仕事のようにただ痛みにアプローチするだけでなく根本的に解決し、二度と同じ痛みを繰り返さない身体を作ることで、もっと元気に楽しく過ごすことができる方を増やしたいと考えています。
看護学科
小林 由紀恵(2012年3月卒業)
勤務先:新潟大学医歯学総合病院
私は現在、助産師としてお産の際の分娩介助や新生児のケアを行っています。また、外来では妊婦健診や出産に向けての保健指導にも携わっています。大学病院である当院には、様々なリスクを抱えた妊産婦が救急搬送されてくるため、急変にも対応できるスキルが求められます。
Q.仕事のやりがいは何ですか?
助産師になることは中学生の頃からの夢でした。命が誕生する瞬間は何度立ち会っても感動があります。また、担当した方が私のことを覚えてくれていて、次のお産の時に声をかけてくれた時は大きなやりがいを感じます。これからも患者様の心に残るようなケアをしていきたいです。