お知らせ・イベント情報

2023.07.28 お知らせ すべての方

卒業生の活躍1

理学療法学科

小柳 圭一(2014年3月卒業)
勤務先:独立行政法人 神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院

私の勤務している神戸市立医療センター中央市民病院は、神戸市の三次救急病院としての機能を担っています。そのため当院には、病気や怪我で一刻を争う患者様が救急車で運ばれてきます。その中で、私は人工呼吸器を使用する患者様や急性期の患者様に対して、医師・看護師・臨床工学技士といった専門職と連携しながら「座る」「立つ」「歩く」といった理学療法を行っています。この時期のリハビリはベッドサイドから始まりますが、その後の患者様の回復に影響するため、私たち理学療法士の役割は非常に大切です。


Q.本学で学んだこと、身につけたことは、現在の仕事にどのように活かされていますか?

本学では、解剖・生理学、運動学、コミュニケーション力や研究等、理学療法士としての基礎を学びました。私はその中でも研究活動に興味を持ち、さらに研究を深めるために大学院に進学しました。私は患者様に起こる現象を様々な視点から評価・解釈を行うことは研究と同様であると考えています。臨床では患者様と関わる中で様々な困難に直面します。その時、研究活動で培った様々な視点、仮説を立てながら解決を導き出す考え方は臨床の基盤となり大いに活かされています。


作業療法学科

内山 佳奈美(2019年3月卒業)
勤務先:富永草野病院

私は現在、骨折などの整形外科疾患をもつ患者様に対して作業療法を行っています。主に肘から指先までの骨折や、腱断裂(肩関節の痛みや腕が上がらないなどの症状をきたす疾患)をしてしまった患者様の機能回復を目的に、一人でも作業をできるようにするための道具を改良したり、退院後の生活にスムーズに戻れるよう日常生活動作練習を取り入れたリハビリをしたり、患者様の受傷後から社会復帰までを支援しています。同じ怪我をしたとしても、患者様それぞれでお仕事や生活環境は異なるので、しっかりコミュニケーションを取りながら、回復するまでの生活で何が困難になるのかどのように対処していくかを考えて、日々リハビリを行っています。


Q.仕事のやりがいは何ですか?

整形外科疾患をもつ患者様は比較的若い方が多く、退院後もこれまでと同じように働いたり、家事をして生活する必要があります。そのためその方の生活に合わせて、過ごし方に関するパンフレットを作成したり、道具の調整をしたりと、リハビリの内容も多岐に渡ります。誰一人として同じリハビリはなく、また支援方法に正解はないため、試行錯誤の日々で悩むこともありますが、症状が改善されて「仕事に戻れた」「不自由がなくなった」と患者様に言っていただけると、非常にやりがいを感じます。今後は老年期など別の領域に対しても勉強し、様々な領域のリハビリができるような作業療法士になりたいと考えています。


臨床技術学科

内山 将吾(2018年3月卒業)
勤務先:新潟市民病院

私は現在、臨床工学技士として、様々な医療機器の操作や保守・点検を行っています。例えば、手術の際に一時的に心臓や肺の機能を代行する「人工心肺装置」や腎臓の働きが悪くなってしまった方に用いる「血液浄化装置」、点滴や注射を行う際に用いる「シリンジポンプ」や「輸液ポンプ」など、様々な医療機器を扱っています。臨床工学技士は、医師や看護師と比べると患者様と接する機会は少ないですが、医療機器を扱うその先には必ず患者様がいて、その機器を用いて治療を行っている意識を持ち業務に取り組んでいます。また、医療技術の進歩とともに医療機器も進化する中、それらの変化に柔軟に対応し、事故やトラブルを起こさないシステム作りに貢献していきたいです。


Q.仕事で大切にしていることについて教えてください。

整形外科疾患をもつ患者様は比較的若い方が多く、退院後もこれまでと同じように働いたり、家事をして生活する必要があります。そのためその方の生活に合わせて、過ごし方に関するパンフレットを作成したり、道具の調整をしたりと、リハビリの内容も多岐に渡ります。誰一人として同じリハビリはなく、また支援方法に正解はないため、試行錯誤の日々で悩むこともありますが、症状が改善されて「仕事に戻れた」「不自由がなくなった」と患者様に言っていただけると、非常にやりがいを感じます。今後は老年期など別の領域に対しても勉強し、様々な領域のリハビリができるような作業療法士になりたいと考えています。


救急救命学科

関 駿哉(2021年3月卒業)
勤務先:上田地域広域連合消防本部

私は、救急隊の救急救命士として、救急現場や救急車内で傷病者の脈拍、血圧などのバイタルサインの測定や身体状態の観察、必要な処置をしながら、病院まで搬送する救急業務を行っています。傷病者に最初に関わるのが救急救命士なので適切な処置を確実に行うことが大切です。


Q.仕事で大切にしていることについて教えてください。

大切にしていることは、当たり前のことかもしれませんが1件1件の救急活動を大切にする、ということです。市民の方が普段の生活をする中で救急要請をすることはほとんどないと思います。人生で1度もしない方もいるかもしれません。救急要請をする方は困っている方、命の危険がある方など人生が懸かった状態にあると思います。救急隊としては数千件の中の1件かもしれませんが、傷病者からしたら人生が懸かったとても大切な1件であるという事を忘れず、1件1件傷病者に最善の救急活動を行うことが救急救命士の責務であると思いますし大切にしていることです。


健康栄養学科

齊藤 葵(2018年3月卒業)
勤務先:公立高畠病院

現在、病院の管理栄養士として、外来・入院患者様の栄養指導・栄養管理を行っています。患者様の病態は様々あり、栄養を摂り体力をつけるための食事から、病院で最期を迎えられる方に作る食事まで、多岐に渡ります。患者様に寄り添った食事提供が私たちの大切な仕事です。


Q.本学での学びで活かされていることは何ですか?

大学の授業で学んだことは仕事をする中でたくさん活かされていると思いますし、基盤になっていると思います。特に、授業での他学科との関わりは、他職種の仕事内容について知ることや他職種との積極的なコミュニケーションに繋がっています。病院では多職種との関わりが必須です。多職種の専門性を理解し、患者様の病気の改善のために協力するという姿勢に大学での学びが活かされています。


社会福祉学科

五十嵐 将之(2017年3月卒業)
勤務先:新潟市東区役所 保護課

私は現在、区役所で生活保護のケースワーカーとして働いています。主に、生活困窮者からの相談に応じ、必要な援助を考え自立に向けた支援を行っています。必要に応じて家庭訪問を行い、生活状況や問題点などを把握し、個々の特性を踏まえた支援方法を考え、自立に向けた支援をしています。


Q.仕事のやりがいや魅力を教えてください。

生活保護業務は、市民の方々とより密接に関わることが多く、個々の状況を把握しながら仕事をしなくてはならないため、多くの悩みや葛藤が生まれます。しかし、様々な相談に応じる中で、私自身の助言や支援によって生活に改善が見れたり、市民の方々から感謝の言葉をいただいたりした際は大きな喜びややりがいを感じます。


医療情報管理学科

島田 大輔(2021年3月卒業)
勤務先:株式会社富士通エフサス

私はシステムエンジニアとして、システムの運用・保守業務を行っています。システムの構築や、スマートフォンのアプリケーションに不具合が発生した際に素早く修正したり、不具合が発生しないように日々監視を行っています。お客様は、企業だけでなく国や地方自治体など様々です。


Q.仕事のやりがいや大変なことは何ですか?

地方自治体や病院の大規模なシステムの運用を通じて、人々の暮らしを陰で支えるいわば「縁の下の力持ち」になれることがやりがいです。私の担当しているシステムは、数あるシステムの中の一つにすぎません。しかし、その一つのシステムに不具合が発生し停止してしまうと、大きな影響を与えます。そのことを意識し、常に責任感を持って業務に励んでいます。現在入社して半年ですが、最近は案件を任され始め一人で業務を進めています。より一層丁寧な仕事が必要となりますので、上記の意識を忘れず取り組んでいきます。

一覧に戻る
ページトップ